重症のシェーグレン症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群、メージュ症候群など、比較的治療困難なドライアイおよびその関連疾患の診断と治療を行っています。最近、ドライアイに眼瞼痙攣が合併して症状を悪化させていることがあるということが分かってきており、診断に力を入れています。メージュ症候群を含め、眼瞼痙攣にはボトックス注射を積極的に行っています。
緑内障外来では、ひとりひとりの緑内障のタイプ、進行状態、生活習慣などを総合して、適切できめこまかな診療を行っています。緑内障の治療は生涯続けていくものなので、患者さんが常に点眼剤や手術などの治療方針を理解し納得できるように努力しています。 また、当院は角膜疾患を専門とするため、角膜疾患を合併した続発緑内障の方が多いのが特徴です。緑内障の治療を行いながら常に角膜専門医と連携して診療、治療をすすめています。 角膜移植後の緑内障手術はこれまで31件(初回手術として)施行しています。
コンタクトレンズ外来では、円錐角膜、不正乱視、角膜移植術後など眼鏡では十分な視力矯正が得られない症例、通常のコンタクトレンズでは装用感が悪く長時間装用できない症例に、カスタムメイドのレンズを作成したり、ソフトレンズとハードレンズを併せて使用するピギーバック装用を行ったりするなど、より良いコンタクトレンズライフを提供できるように心がけています。
東京歯科大学市川総合病院 眼科では、角結膜疾患、ドライアイ、白内障といった前眼部疾患を専門としており、多くの症例・手術を行っております。