■表層角膜移植(LKP)
■深層層状角膜移植(DALK) |
表層角膜移植は、実質が障害されている疾患に対して行う手術です。角膜の厚みを全部打ち抜かずに、
内側を薄く残して、障害されている実質の深さまでを切除する方法です。深層表層角膜移植は、さらに深いところ、
デスメ膜のすぐ上くらいまで(実質のいちばん下まで)切除します。いずれも、ドナーの角膜はデスメ膜と内皮細胞
を取り除いたものを移植します。ドナーの内皮細胞が移植されないため、拒絶反応の心配がほとんどなく、
当科では積極的に行っています。表層および深層表層角膜移植を行う代表的な疾患は下記のとおりです。
・円錐角膜
・トラコーマやヘルペスなど角膜感染症後の角膜実質混濁
・角膜実質変性症(顆粒状角膜変性、格子状角膜変性など)
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