角膜移植は総合力
もっと見える、ずっと見える、角膜移植
角膜移植の歴史
はじめはガラス、その後人体100年以上、アイバンク設立、ステロイドの使用に伴い飛躍的に
成績良くなった。
全層角膜移植
ハイリスク症例は小さめのグラフと、Top-Hat PKPの組み合わせで対応、後にDSEAKも可能
クリスタリン角膜症、PKPできない、自分で点眼調整し、穿孔したことも(内科医)
輪部移植
OCPに対する角膜上皮細胞疲弊症、結膜は残す
孫の顔が見えるように
化学外傷後のPKP+輪部移植
LSCD、対眼の輪部を移植することも
オキュラル(自家培養口腔粘膜上皮)、ネピック(自家培養角膜上皮)
1000万ほどする
対顔の輪部から作ったシート→1.0
先天性無虹彩症の親子
オキュラル、培養口腔粘膜移植
内皮移植
2006年に初めて行われ、歴史が浅い
翌日には1.0が見えることも
内皮細胞注入
ビズノバ当院で開始予定、内皮細胞を剥離し注射するだけ
角膜研究
苦労話が多い、期待したより見えていない
もっと、ずっと見えるような角膜移植になってほしいという声が多い
視機能と長期予後
視機能
沈着、瘢痕、浮腫、浸潤は眼光学の対象外
眼光学を臨床へ応用する
前眼部OCTを使うことにより、混濁眼への応用が広がった
今までは氷山への一角にすぎなかった。
どの疾患でも高次収差量と視力が視機能に強く相関する
円錐角膜だけが角膜形状異常眼ではない
角膜不正乱視のマネジメント
角膜形状は一度悪くなったら良くならない?
例、角膜感染、アメーバ
SJSは角膜混濁疾患?
K値が増えるほど視力低下する?
慢性期の高次収差
混濁でなく不正乱視が視機能に大切
HCLにて視力が大幅改善することも
LMK Lid Margin Keratinization
眼瞼縁の角化
瞼縁に口唇粘膜移植すると良くなる
トポグラフィは患者さんにとってもみやすい
収差解析も今後当たり前になるかも
角膜移植後の不正乱視で見えない患者
角膜移植後の乱視は当たり前ではない
乱視のマネジメント
緑内障に学ぶ
HOAを定量化の基準にできるだけ乱視を減らす
PKPに瞳孔形成
不正乱視の二乗に比例する
DMEKでHOA減らせる
歯科大は全国から集まりフェローも切磋琢磨している
日本はアイバンクは多いのに角膜の角膜依存度が高い
長期予後の改善
拒絶反応がなくても再移植
内皮細胞の自然減少が一番の原因
虹彩色素がボロボロなのが自然現象の原因か
ICE症候群
虹彩分離症
虹彩嚢腫
→内皮が悪くなる
虹彩損傷スコア0-4点
虹彩毛様体が炎症を抑える
前房水のサイトカインが関連する
内皮細胞の変性疾患
細胞内のエネルギー代謝、ミトコンドリア
水疱性角膜症になるとサイトカイン受容体が遺伝子異常
細胞レベルで老化がすすむ
前房関連角膜内皮症→ARVOでシンポジウム
長持ちしないとわかって角膜移植を繰り返すだけ
→治療戦略を変えられる
神経移植
神経麻痺性角膜症、対症療法しかない
→神経移植を日本でも