■OUI Inc. と Smart Eye Camera(SEC)について
□高性能な眼科医療機器のない後進地域での経験を通じ、Smart Eye Camera(SEC)を開発,
- 「2025年までに世界の失明を半分減らす」という明確な目標の下に活動されている。
- 既存の細隙灯顕微鏡と同様に眼科疾患の評価と診断が可能
→ 白内障, 前房深度, アレルギー性結膜疾患, ドライアイなど多岐にわたり評価可能で、エビデンスとしても報告されている。
- SECは多くの人が持つスマホ(iPhone)のアタッチメントとして使用でき、資材が不足し
ている地域でも使用可能
→ 南アフリカや東南アジアをはじめとする世界20国で、失明原因の多数を占める白内障の診断に有効活用され、眼科専門医と遜色ない精度で重症度の診断が可能である。
□世界初の前眼部診断AIの医療機器として、開発が進められている。
- 遠隔診療での実際の活用例について(写真での所見の共有, 眼科医へのコンサルト等)
- 今後、様々なパラメータの解析機能を付加することで、診察精度のさらなる向上が期待される。
■質疑応答
- SECはiPhoneでの使用となっているが、他のソフトウェアでの使用はどうか?
疫学研究に応用できるポテンシャルを感じた(コメント)(島武謳カ)
→ 現状では, 様々な観点からiPhoneとの互換性が一番よい。
□アプリでの解析はどのようなものになるか(藤掛先生)
→ SECで撮影したデータを元にその場で解析され、結果が表示される。
また、チャット機能を使うことで、その場にいない眼科医に相談することも可能である。
□撮影の精度は環境によって異なるか (冨田先生)
→ 大きく変わることはないが、紫外線が極端に強い地域だと影響する可能性はあるため、撮影条件は同じ方が望ましい。