緑内障治療を始める時の疑問
- Pre-perimericglaucomaに治療するべきか?
- 眼圧が低いときの緑内障手術
- 第一選択薬は?
- 第二選択薬は?
- 副作用への対応
Pre-perimetric glaucoma
視力眼圧正常
cupping NFLDとOCTの異常を認める
前視野緑内障に向き合う
→治療派
glaに進展する可能性
→無知料派
副作用、コスト、仕機能障害がない
乳頭出血と近視、余命が重要
眼底写真
OCT
視野 でフォローを
進行しているようなら点眼開始
進行速度は? 1-2μm/year
視野異常が出るまで経過観察していいかは疑問
点眼治療しても7年間に60%が進行
乳頭出血、20%未満の眼圧下降がリスク
治療を開始する時
- 眼圧が15mmHg以上
- 乳頭出血
- 60歳未満
Case 55歳女性
自覚なし、CCT、視野は正常
眼圧15mmHg
眼底写真にてNFLD、cupping
デュオトラバ+エイゾプト使用するも
NFLDが黄斑部に向かって進行(拡大)
→レクトミーするか?!
NTGにトラベクレクトミーをすると眼圧は下がるのか
→10前後に下降する
20%眼圧下降(5年)の可能性はかなり高い
Aoyama A, et al. Jpn J Ophthalmol. 2010
40例40眼
→眼圧が10mmHgもしくは術前より20%下降すれば予後はかなり良い
抗緑内障点眼加療にて眼圧コントロールは良好、でも視野障害が進行する・・・
レクトミーによって
術後MD slopeは抑えられる
→術前の眼圧レベルが低い症例でも十分に期待できる
手術はアドヒアランスのことを考えなくて良い
合併症の頻度は眼圧が高い緑内障へのレクトミーと同じ
診断をしっかりする
- SSOH
- 頭蓋内病変 垂直けい線に沿った視野変化に注意!
- 低形成
- 先天異常
手術に踏み切る前に、術前検査重要!
Case
Blue on Yellowでドーナツ状の暗点
OCT GCC菲薄化進行
MDslope右肩下がり
→無色素性網膜色素変性症
- 最初の診断を信じてしまう
- MDslopeばかり見てしまう
条件は
○よく効く
○副作用が少ない
治療の目的は視機能の維持
最小限の薬剤で最大の効果を ルミガンを最初から処方する先生はとても少ない
ルミガンの効果 実はPG内で差はない
むしろトラフは一番低い
抗緑内障点眼の副作用
充血:
長期間の使用で軽減する場合が多い
タプロスは一番少ない
角膜上皮障害:
BAK→鎖の長さ変えることで毒性↓、価格がやすい!
薬そのものの性質によるSPKも多い
トラバタンズはSPK改善しやすかった
キサラタン 抗菌効果つよい
トラバタンズ 抗菌効果弱い
1stとなるのは キサラタンorタプロス
グラナテック・・・3剤目としては効果少ない、4剤目だと効果は,,,?
NTGに2剤目を追加してもあまり下がらない
出されがちだが、
合剤はベータ入っているため喘息には禁忌!
角膜上皮障害の原因は何か?
毒性 vs 乾燥
見分け方 結膜が染まるか
ヒアレインはBAK含む→×
Case
アトピー 眼瞼がばりばり
キサラタン、エイゾプト、パタノールを点眼中
→点眼やめてダイアモックスにかえる → ope(orアレルギーの起きにくい薬という手もあるか)
術前点眼数が多いほどレクトミーの成績が悪い!
blepharitis 眼瞼炎
点眼長期はマイボーム腺をダメにする
眼瞼炎の治療も
まとめ
PPGも治療したほうがよさそう
点眼で眼圧低くても、視野進行する例はレクトミーを
診断をしっかりする
合剤に注意(ベータを含む)
角膜上皮障害の原因に注意