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ドーナッツセミナー実施記録
・第133回ドーナッツセミナー
「iPad、iPhoneを用いたデジタルビジョンケア」
Studio Gift Hands 三宅 琢 先生

Digital vision care

これは視力が悪い人が対象と一般的に思われがちだが、視力がいい人も対象になる。
iPad, iPhoneが持つカメラ機能、タッチパネルを利用する。

対象は大きく分けると

・low vision
・blindness
・learning disabilities

Low vision

タッチパネルは指1本で操作できるのが、視野が狭い人にとって有効。
「ホーム」ボタンが触れられるのでわかりやすく、障害者用の道具ではなく、全人類が使う共通のものであることが有効。情報がデジタル化できることで、人が情報に合わせるのでは なく、情報が障害に合わせることが可能になった。スタンドも活用することで「読める」だけでなく「読みたい」と思えるようになってきた。医療者が、患者さんの希望、思いを理解することが重要である。 例えば、理科の実験もiPadがあれば普通学級で行えるし、記録することもできるため、今までにはできなかったことができるようになってきているため、周囲の理解が大事である。緑内障や網膜色素変性症が視野がかけていくと言うが、患者様にとってはほとんどわからない。我々だってもともと真横は見えないのだから。視力障害者を雇用しうまくいっている医療機関がある。

Blindness

最も重要なことは1人でできることを増やすこと。可触化するとわかる。これが情報の見える化。人のつながりがあれば様々なことができる。Siri, FaceTimeというアプリを使うことで幅が広がる。appleのvoice over機能をよく理解する。紙幣認識アプリがあれば海外にいくことも実際に可能で、外国の空気や周りから聞こえてくる声、地面も国によってまったく違っていることを我々は認識する必要がある。色認識アプリで靴下が左右同じ色を履くことができるようになったお爺様は「外出したい」と思うようになり、人生が変わった。感光器アプリがあれば留守番ができる。 今まではたくさんのグッズやバッテリーを持ち歩かなければならなかったが、iPhone1つで済むようになった。

Learning disabilities

実は知られていないが大勢いる。字だけ読めない人、図だけ見えない人、一番衝撃の強いものだけが記憶として残り続ける人、など枚挙にいとまがない。視覚過敏の人には特定の色調を抑えて画面にうつすアプリ、色盲の生徒の担任の先生は色盲アプリで実際の見え方を理解して指導にあたると効果的である。喋れないと考えられていた子供も会話アプリを使用したところ喋り始めた。我々は思い込みで周囲の認識を誤解している可能性がある。

義足の女性がアプリをえたことでハイヒールがはきたいと思えるようになった。つまりiPhoneは人生を楽しむための武器である。たった1つの知識が、1つの言葉が人を変えられる可能性がある。
日本点字図書館の存在を教えたことでライフスタイルが変わった方がいる。

 
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