本日の内容
@ こだわりのOVD、A こだわりのIOL、B こだわりのPEA装置
@ こだわりのOVD
粘弾性物質、Ophthalmic Viscosurgical Device ; OVD
・凝集型
1%ヒアルロン酸ナトリウム
低分子量〜高分子量 パスタのたとえ 高分子量の方が絡み合う
後嚢破損時
高分子量OVDを用いる
Phacoチップはすぐに抜かない
創口拡大し、オペガンハイなどで核を娩出
IOL挿入時は低分子量OVD
チン小帯脆弱
凝集型OVDを使いviscodissection
IOLを嚢内で回転させる場合 低分子OVDを入れながら回転させる
・Viscoadaptive OVD
ヒーロンVのみ
2.3%高分子ヒアルロン酸ナトリウム
高い凝集性、空間保持性
過熟白内障
トリパンブルーにて染色、viscoadaptive OVD、CCCを始める前に
CCC流れそうになったら、これから進める部分にオペガンハイ(進めたい方向に高さを下げる)
・OVD少ない
水晶体が前方移動
・OVDが多すぎる
器具を出し入れするときに眼圧の上下が大きい
・分散型OVD
ビスコート
負に帯電、正に荷電している細胞表面をコーティングしやすい
Soft Shell Technique
2種類のOVD
ビスコート(内皮保護)+ヒーロンV(CCCの操作性、PEAで速やかに除去)
Hydrodissection
・強すぎ
急激な眼圧上昇
・弱すぎ
核分割困難
・Viscous dispersive OVD
ディスコビク
チストトーム
・重たすぎる
攝子
・ちょうど良い
抜けにくいので、IOL裏面までしっかり除去する必要あり
ゆるいビスコート
CDDIによって分類されている。
Hydrodissection
眼内圧への影響
・切開幅
A こだわりのIOL
1ピース、3ピース、どのように使い分けるか
合併症なければ差はない
機械的特性
1ピース:ループが柔らかくコントロールしやすい
条件が悪くても使いやすい
後嚢破損時には1ピースのレンズをin the bagに入れる(ただし、カバーできるくらいのbreakの場合)
On the bagの場合
3ピースの場合、毛様溝との擦れが少ないので色素散布が少ない
1ピースはhapticsが□なので擦れ、慢性的な色素散布が出てくる
B こだわりのPEA装置
Infinity
Ozil
・閉塞して吸引圧が上昇する前に破砕することがある
・硬い核が破砕できる→核が詰まることがある
・Ozil IP 吸引圧が一定まで上昇すると縦発振が出現
・30度チップ、45度チップの違い
30度は詰まりやすい