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ドーナッツセミナー実施記録
・第117回ドーナッツセミナー
「国府台病院でできる視機能検査法: ーERG、VEPを中心にー」
国立国際医療研究センター 国府台病院 眼科 山崎廣子 先生
  1. 国府大病院の歴史と背景
    明治5年に陸軍病院として開設。当時は、精神疾患を主体にしており、一般病棟とベッド数が同程度だった。特に対象疾患としては、精神科領域、神経内科領域、心身症、発達障害といった自覚検査の困難な疾患が多く、必然的にERGやVEPなどの他覚的検査の重要性が増していた。

  2. 小児の視力検査
    小児は主訴がはっきりと表現できないため、上手く食べれない、段差を怖がるといった一般的な食事や行動などの日常動作の中で、疑わなければならない。

    具体的な検査方法
    乳幼児期:OKN
    3か月〜1歳半まで:PL法・TAC法
    2歳〜:Dot card、字ひとつランドル氏環  などがある。

    特に重度知的発達障害児でも、その8割がTACなどを用いることによって視力測定がかのうであり、H17年より擁護外来を設立、その内のおよそ70%が視力測定可能で、大体定量化できる。
    なんと、にわとりの視力もOKNを用いて測定できる。

  3. ERGについて
    ERGは様々な波形・測定方法によって網膜視細胞層の各層の機能診断ができる。特に、今回はsingle Flash ERGについてたくさんの実症例を交えて説明をしていただいた。
  • non recordable ERG:網膜色素変性症(RP)、眼動脈閉塞症、totalの網膜剥離、ARN
    症例: RP、無色素性RP、視力良好例だが、ERGではflatなRP
      HIV感染した患者がCMV脳症を来し網膜循環障害を来した症例など。

  • subnormal ERG
    症例: ミトコンドリア脳筋症、軽度のRP
      21歳女性のAZOORで、多局所ERGを用いて診断がついた症例

  • negative ERG
    症例: 軽度の視力障害を着たし、ERGにて診断がついた先天停止夜盲
      若年性白内障に合併する筋緊張性ジストロフィー
      プリオンにて後頭葉病変による視力障害をきたすプリオン病
      眼底所見は正常で、ERGでのみ網膜機能異常をきたす脊髄小脳変性症
      11か月で麻疹に罹患し、8歳で知的退行・精神異常・運動機能低下
      などをきたした亜急性硬化性全脳炎の症例

  • supernormal ERG
  1. VEPについて
  • パターンVEPはフラッシュ刺激を加算して、黄斑部の機能を評価する事が可能。
    潜時の延長:多発性硬化症(MS)
    振幅の低下:中毒性視神経症
    正常:詐病、心因性視力障害、高次機能障害
  • フラッシュVEPの反応の有無により、視路に大きな障害があるかが確認できる。
    とVEPは2種類に大別できる。
    症例: レーベル遺伝性視神経症の22歳男性。RAPDは陰性。GPで中心暗点。
      糖尿病性視神経症
      67歳男性、胃癌術後の両眼視力障害、その後、意識障害を来してWernicke脳症と診断されたビタミン欠乏性視神経症
      エタンプトール内服中に視力障害を来した中毒性視神経症

  • また、VEPは診断だけでなく、治療後の経過をみる指標としても使うことができる。
    症例: 特発性視神経炎、MS、甲状腺視神経症、MEWDS
      糖尿病性視神経症
      AZOOR(VEPは遅れて改善)、圧迫性視神経症(VEPは改善せず)
      心因性視覚障害:刺激のsizeを変えていく。Sizeの大きさと視力はある程度相関するので、詐病か否かをある程度判断できる。

  • しかし、勉強症例として、8歳の男児が、ランドルト環では視力不良だが、TACでの視力は問題なく、心因性視力障害を疑って、精査をしていくと、CT上に後頭葉に障害を認めた。結果、6歳時にCO中毒に罹患し、それが原因による高次機能障害と判明した。

このように、VEPでは、診断だけではなく、経過の指標としても用いることができるが、高次機能障害には注意が必要である。
 
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