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イブニングセミナー実施記録
・2007.11.12 イブニングセミナー実施記録
酵素学的硝子体手術 ―網膜静脈分岐閉塞症に対する自己血由来プラスミンの硝子体腔内単独注入治療―』
順天堂大学浦安病院眼科 講師 佐久間 俊郎 先生

■ プラスミン(線溶系酵素)

自己血から純度の高いプラスミンを作製。
硝子体腔内注入により硝子体の液化もしくは後部硝子体剥離(PVD)を酵素を用いて作成する。


■ 黄斑円孔

PVDのみで黄斑円孔は閉鎖するか? ―プラスミンだけでは閉鎖しなかった。全例vitrectomy+ILMpeeling必要だった。  
しかしPVDができていたため手術時間は短縮された


■ 糖尿病黄斑浮腫

プラスミン使用により全例で黄斑の形態は変化(OCTにて網膜厚減少) 視力は変化なしか、上昇した。


■ 増殖性糖尿病網膜症

硝子体切除、膜処理がプラスミン使用により容易であった。


■ 網膜中心静脈分枝閉塞症

プラスミン使用によりPVD発生(+)率85%。PVD発生(−)率15%。 全例で網膜厚が減少した。


プラスミンのまとめ

  • vitrectomyを安全確実に行えるようにする。
  • vitrectomyを行わずに治療できる可能性あり。

 
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