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イブニングセミナー実施記録
・2007.11.1 イブニングセミナー実施記録
永田眼科における原発開放隅角緑内障に対する治療の実際−手術治療を中心として−
永田眼科院長 黒田 真一郎先生

永田眼科では、患者の病型、病期、年齢を考慮して、目標眼圧を大きくhighteens, middleteens,12mmHg≧ の3つに分けて治療方針を決めているが、手術治療をどのように適応していくか、各術式による期待眼圧の違い、併発症の問題点を考慮し、それぞれの症例の治療方針に合った術式を選択するようにしている。以下に代表例を示す。

■ Trabeculotomy + α

●高眼圧症例
・60歳代まで:中期(Va, MD-12)まで
・高齢者(80歳以上):後期(Vb, MD 20 以上)以上でも

■ Trabeculectomy

●高眼圧症例またはhighteen 例
・若くて(60-70歳代)、視野後期(Vb, MD 20 以上)
●Highteen NTG
・高齢(60歳以上)
・視野中期(Va, MD-12 まで)以上

■ Lowteen が達成されていても進行する症例(NTG)も手術適応を考慮する。

それぞれの手術(trabeculectomy, trabeculotomy, advanced NPT, gonio puncture)の適応、経過、利点、欠点を述べていただいた。
また近年行われている360°trabeculotomy のビデオを御提示いただき、今後さらに検討していくべき術式であると考えられる。
緑内障は個々の症例を見極め、それにあった術式を選択することが重要である。

 
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